ミラージュ・プリンセス♡ 〜私が、王女さまって本当ですか?〜
 レオンハルト、ユーリウス、ライト。

 タイプは全然違うけれど、三人とも……すごく、かっこいい。

 私は圧倒されて、しばらく言葉が出なかった。

 いつもなら、教室の隅っこで気配を消している私が、こんなキラキラした人たちの中心にいるなんて。
 心臓の音が、うるさいくらいに響いている。

「あ、あの……おはよう、ございます」

 緊張で声が震えてしまったけれど、精一杯の挨拶を返す。
 すると――。

 しん、と部屋が静まり返った。
 三人が、ものすごく不審そうに顔を見合わせている。

「……ロゼリア様?」

 レオンハルトが、不思議そうに眉をひそめた。

「今日は……ずいぶんとご機嫌が良いのですね」

「え?」

 私はキョトンとして彼を見る。
 えっと、ただ、挨拶をしただけなのに?

 ユーリウスが読んでいた本をパタンと閉じ、眼鏡の位置を指で直しながらボソッと言った。

「いつもなら、おはよう。なんて言いませんからね」

「そうそう!」

 ライトが、同意したようにうんうんと頷く。

「いつもは部屋に入ってくるなり、ほら、さっさと報告しなさい! 遅いわよ!って感じで怒鳴り散らすもんね〜。昨日は僕の発明品、窓から投げ捨てられたし……」

「えっ……」
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