【完結】魔力0の訳あり王女、最狂につき取り扱い注意
アナベルはさっそくヴィクトールにそのことを伝えに執務室に向かう。
彼は怪訝な顔をしていたが、シャルレーヌ自身が承諾すれば許可すると言った。
(あんな女に許可を求めるなんて腹立つけど、これで陛下はわたくしの慈愛に触れて感心しているはずだわ)
その昼間、そのことを伝えにシャルレーヌの元へ向かった。
嫌がらせのために物置き部屋に案内したものの、こんなところに本当に住めるのか疑問だった。
朝食の時に五人で顔を合わせた時、シャルレーヌはサンドラクト王国では牢屋で暮らしていたと言った。
きっと妃としての勤めも果たせずに、国王に道具として利用されてきたのだろう。
(……惨めよね。三度目の結婚だなんて)
結果的にはヴィクトールの前で物置部屋に案内されたことを暴露されてしまい、すぐにリカバリーするために新しい部屋を用意したのだ。
しかしシャルレーヌはここがいいと拒否したと侍女たちが言っていたことを思い出す。
それもアナベルへの当てつけかもしれないと、そのまま放置していたが、まだこんなところに住んでいるようだ。
(はぁ……わたくしがわざわざここまで足を運ぶことになるなんて)
顔合わせに参加した以来、シャルレーヌとともに食事をしていない。
ヴィクトールの気を引くための仮病かと思ったが、アナベルが想像しているよりも咳はひどく顔色も悪かった。
あれが仮病とは思えない。だからこそアナベルの出番ではないだろうか。
(病が治って嬉しくない人なんていないもの! きっとわたくしに感謝するはずだわ)
彼は怪訝な顔をしていたが、シャルレーヌ自身が承諾すれば許可すると言った。
(あんな女に許可を求めるなんて腹立つけど、これで陛下はわたくしの慈愛に触れて感心しているはずだわ)
その昼間、そのことを伝えにシャルレーヌの元へ向かった。
嫌がらせのために物置き部屋に案内したものの、こんなところに本当に住めるのか疑問だった。
朝食の時に五人で顔を合わせた時、シャルレーヌはサンドラクト王国では牢屋で暮らしていたと言った。
きっと妃としての勤めも果たせずに、国王に道具として利用されてきたのだろう。
(……惨めよね。三度目の結婚だなんて)
結果的にはヴィクトールの前で物置部屋に案内されたことを暴露されてしまい、すぐにリカバリーするために新しい部屋を用意したのだ。
しかしシャルレーヌはここがいいと拒否したと侍女たちが言っていたことを思い出す。
それもアナベルへの当てつけかもしれないと、そのまま放置していたが、まだこんなところに住んでいるようだ。
(はぁ……わたくしがわざわざここまで足を運ぶことになるなんて)
顔合わせに参加した以来、シャルレーヌとともに食事をしていない。
ヴィクトールの気を引くための仮病かと思ったが、アナベルが想像しているよりも咳はひどく顔色も悪かった。
あれが仮病とは思えない。だからこそアナベルの出番ではないだろうか。
(病が治って嬉しくない人なんていないもの! きっとわたくしに感謝するはずだわ)