約束の続きをもう一度~再会した御曹司の彼は、娘ごと私を甘やかして離しません~
和葉と詩音がお風呂から出る頃には二人が使う部屋のベッドメイキングが終わり、水分補給を終えた詩音は大きなベッドに登ると嬉しそうに飛び跳ねる。
「おおきいおふとん! このまえおとまりしたおへやのみたい!!」
「こら詩音、ベッドの上で飛び跳ねちゃ駄目よ。詩音はもう寝る時間。起きられないと明日のお遊戯会出られないよ?」
「まだねむくないのに……。あ、そうだ! おにーちゃんおゆうぎかいくるんだよね?」
「うん、行くよ」
「しおん、がんばるからみててね!」
「うん、今から楽しみだよ」
「ほら、お兄ちゃんにお遊戯会来てもらうんだから、もう寝よう? ね?」
「はーい。おにーちゃんもねる?」
「俺はまだお風呂入ってないから、まだ寝ないかな?」
「そっかぁ……」
「さ、詩音、ママと一緒に寝ようね。お兄ちゃんにおやすみ言って」
「おやすみなさい、おにーちゃん」
「うん、おやすみ」
そう言って和葉は部屋の扉を閉めた。
湊はそれを確認すると自身もお風呂へ入ることに。
それからシャワーを終えてリビングへ戻ると、詩音を寝かしつけ終えた和葉がキッチンに立っていた。
「和葉、寝たんじゃないのか?」
「詩音を寝かしつけただけよ。ごめんなさい、勝手にキッチン使わせてもらったわ」
「気にしなくていい、好きに使っていいから」
「ありがとう。あの、紅茶淹れたんだけど、飲む?」
「ああ」
湊は返事をしてソファーに腰を下ろすと、紅茶を淹れ終えてカップを二つ手にした和葉もソファーに座る。
「はい」
「ありがとう」
「……湊さん、ごめんなさい、迷惑かけちゃって」
「何言ってんだよ? 迷惑なわけないだろ?」
「でも……」
「何だ?」
「湊さんのお父様は、貴方の行動を怪しんでいるんでしょ? それなのに、私がここに居たら……」
「大丈夫だ。親父はほぼ寝たきりで家から出られないし、調査会社には俺が有利になるような結果を出してもらったから」
「でも……」
「まあでも、正直安心はしていない。今日のことも親父が絡んでないとは断言出来ないから」
「……っ」
「だから、逆に離れている方が俺としては不安になる。和葉、良い機会だから俺と暮らそう」
「え……?」
「傍に居てくれた方が俺としても安心なんだ。俺は和葉以外とどうにかなるつもりもないし、離すつもりも無い」
「そんな、急に……。それに、明日、お見合い、するんでしょ?」
「それについては話しただろ? あくまでも会うだけ。そこでハッキリ断る」
「でも、相手は湊さんを気に入ってるんでしょ? それに大切な取引き先だからって……」
「だからどうだって言うんだ? 俺に気持ちは一ミリも無い。断ったことで取り引きを辞めると言われたら、それはそれまでのこと。親父に何を言われようと、俺は和葉以外と一緒になるつもりは無い。例え、社長の座や鳴海の名を捨てることになるとしてもな」
「湊さん…………」
そんな湊の覚悟を聞いた和葉は何も言えなくなってしまう。
「おおきいおふとん! このまえおとまりしたおへやのみたい!!」
「こら詩音、ベッドの上で飛び跳ねちゃ駄目よ。詩音はもう寝る時間。起きられないと明日のお遊戯会出られないよ?」
「まだねむくないのに……。あ、そうだ! おにーちゃんおゆうぎかいくるんだよね?」
「うん、行くよ」
「しおん、がんばるからみててね!」
「うん、今から楽しみだよ」
「ほら、お兄ちゃんにお遊戯会来てもらうんだから、もう寝よう? ね?」
「はーい。おにーちゃんもねる?」
「俺はまだお風呂入ってないから、まだ寝ないかな?」
「そっかぁ……」
「さ、詩音、ママと一緒に寝ようね。お兄ちゃんにおやすみ言って」
「おやすみなさい、おにーちゃん」
「うん、おやすみ」
そう言って和葉は部屋の扉を閉めた。
湊はそれを確認すると自身もお風呂へ入ることに。
それからシャワーを終えてリビングへ戻ると、詩音を寝かしつけ終えた和葉がキッチンに立っていた。
「和葉、寝たんじゃないのか?」
「詩音を寝かしつけただけよ。ごめんなさい、勝手にキッチン使わせてもらったわ」
「気にしなくていい、好きに使っていいから」
「ありがとう。あの、紅茶淹れたんだけど、飲む?」
「ああ」
湊は返事をしてソファーに腰を下ろすと、紅茶を淹れ終えてカップを二つ手にした和葉もソファーに座る。
「はい」
「ありがとう」
「……湊さん、ごめんなさい、迷惑かけちゃって」
「何言ってんだよ? 迷惑なわけないだろ?」
「でも……」
「何だ?」
「湊さんのお父様は、貴方の行動を怪しんでいるんでしょ? それなのに、私がここに居たら……」
「大丈夫だ。親父はほぼ寝たきりで家から出られないし、調査会社には俺が有利になるような結果を出してもらったから」
「でも……」
「まあでも、正直安心はしていない。今日のことも親父が絡んでないとは断言出来ないから」
「……っ」
「だから、逆に離れている方が俺としては不安になる。和葉、良い機会だから俺と暮らそう」
「え……?」
「傍に居てくれた方が俺としても安心なんだ。俺は和葉以外とどうにかなるつもりもないし、離すつもりも無い」
「そんな、急に……。それに、明日、お見合い、するんでしょ?」
「それについては話しただろ? あくまでも会うだけ。そこでハッキリ断る」
「でも、相手は湊さんを気に入ってるんでしょ? それに大切な取引き先だからって……」
「だからどうだって言うんだ? 俺に気持ちは一ミリも無い。断ったことで取り引きを辞めると言われたら、それはそれまでのこと。親父に何を言われようと、俺は和葉以外と一緒になるつもりは無い。例え、社長の座や鳴海の名を捨てることになるとしてもな」
「湊さん…………」
そんな湊の覚悟を聞いた和葉は何も言えなくなってしまう。