約束の続きをもう一度~再会した御曹司の彼は、娘ごと私を甘やかして離しません~
「和葉……俺の傍にいてくれ。俺に、お前と詩音ちゃんを守らせてくれ。頼むよ」
真っ直ぐに向けられた湊の瞳に和葉は戸惑うように視線を伏せる。
「…………でも……私……」
「俺の傍にいるのは、嫌か?」
「……そんなこと……ない……」
湊の問い掛けに小さく首を横に振る和葉。
その答えを聞いた湊は表情を和らげた。
「だったら、いいだろ? ここで一緒に住もう」
「だけど……ここからだと、職場も保育園も遠いから……」
「心配ない。出来る限り俺が送迎するし、俺が無理なときは他の者に頼むから」
「そんな……そこまでしてもらうわけには……」
「安全が保証されていない今は、極力一人になるのは避けてほしい」
「…………っ」
「だから、送迎は絶対だ」
有無を言わせぬその言葉に和葉の胸が詰まった。
自分と詩音の安全を本気で心配してくれていることは分かる。
だけど、迷惑をかけたくない。
湊に負担をかけたくない。
そんな思いが和葉を縛り付ける。
「和葉」
名前を呼ばれた和葉がゆっくり顔を上げた次の瞬間、湊の腕がそっと彼女の身体を包み込んだ。
突然の抱擁に驚いたものの和葉は抵抗しなかった。
むしろ、身体から少しずつ力が抜けていく。
「…………湊さん」
「何だ?」
「……ありがとう……」
胸元に顔を埋めたまま和葉は小さな声で言葉を続けた。
「本音を言うとね……あのままアパートに住み続けるのは、怖かった……」
詩音も居たからだろう、気丈に振る舞っていた分、その声には隠しきれない不安が滲んでいた。
「でも……現実的に考えたら引っ越しもすぐにはできないし……どうしたらいいのか、分からなくて……」
和葉の指が湊の服をそっと握る。
「だから……ここに置いてもらえるのは、嬉しいし……安心する……。詩音もきっと、同じ気持ちだと思う……」
「和葉……」
その本音を聞いた瞬間、湊の胸が締め付けられた。
一緒に住む提案をもっと早くしていれば良かったとさえ後悔した。
そして、それと同時に和葉の部屋に入った人物はただの空き巣だったのか、それとも父親が仕向けたことなのかをはっきりさせなくてはいけないと決意を固めた。
「だったら、もう一人で抱え込むな」
短く呟くと、湊は更に腕に力を込める。
決して離さないという意思を込めて、力強く和葉の身体を抱き締めた。
「……ありがとう……湊さん」
湊の言葉に答えた和葉は瞳を閉じる。
伝わってくる湊の温もりと力強い腕に包まれている安心感は和葉の心も身体も満たしていくのだった。
真っ直ぐに向けられた湊の瞳に和葉は戸惑うように視線を伏せる。
「…………でも……私……」
「俺の傍にいるのは、嫌か?」
「……そんなこと……ない……」
湊の問い掛けに小さく首を横に振る和葉。
その答えを聞いた湊は表情を和らげた。
「だったら、いいだろ? ここで一緒に住もう」
「だけど……ここからだと、職場も保育園も遠いから……」
「心配ない。出来る限り俺が送迎するし、俺が無理なときは他の者に頼むから」
「そんな……そこまでしてもらうわけには……」
「安全が保証されていない今は、極力一人になるのは避けてほしい」
「…………っ」
「だから、送迎は絶対だ」
有無を言わせぬその言葉に和葉の胸が詰まった。
自分と詩音の安全を本気で心配してくれていることは分かる。
だけど、迷惑をかけたくない。
湊に負担をかけたくない。
そんな思いが和葉を縛り付ける。
「和葉」
名前を呼ばれた和葉がゆっくり顔を上げた次の瞬間、湊の腕がそっと彼女の身体を包み込んだ。
突然の抱擁に驚いたものの和葉は抵抗しなかった。
むしろ、身体から少しずつ力が抜けていく。
「…………湊さん」
「何だ?」
「……ありがとう……」
胸元に顔を埋めたまま和葉は小さな声で言葉を続けた。
「本音を言うとね……あのままアパートに住み続けるのは、怖かった……」
詩音も居たからだろう、気丈に振る舞っていた分、その声には隠しきれない不安が滲んでいた。
「でも……現実的に考えたら引っ越しもすぐにはできないし……どうしたらいいのか、分からなくて……」
和葉の指が湊の服をそっと握る。
「だから……ここに置いてもらえるのは、嬉しいし……安心する……。詩音もきっと、同じ気持ちだと思う……」
「和葉……」
その本音を聞いた瞬間、湊の胸が締め付けられた。
一緒に住む提案をもっと早くしていれば良かったとさえ後悔した。
そして、それと同時に和葉の部屋に入った人物はただの空き巣だったのか、それとも父親が仕向けたことなのかをはっきりさせなくてはいけないと決意を固めた。
「だったら、もう一人で抱え込むな」
短く呟くと、湊は更に腕に力を込める。
決して離さないという意思を込めて、力強く和葉の身体を抱き締めた。
「……ありがとう……湊さん」
湊の言葉に答えた和葉は瞳を閉じる。
伝わってくる湊の温もりと力強い腕に包まれている安心感は和葉の心も身体も満たしていくのだった。