約束の続きをもう一度~再会した御曹司の彼は、娘ごと私を甘やかして離しません~
「……詩音……は……っ」
そこまで口にしたところで和葉の言葉が途切れた。
唇がわずかに震えてその先をどうしても言葉にできない。
そんな和葉の様子を見つめていた湊は、ずっと胸の奥に抱えていた問いを自ら口にする。
「…………俺の子、なのか?」
「……っ!!」
その言葉に和葉の肩が大きく跳ねた。
その反応だけで湊には十分だったけれど、何も言わず和葉の答えを待った。
部屋には重苦しい沈黙が落ち、五分程経った頃、俯いたまま黙り込んでいた和葉は観念したように呟いた。
「…………そうよ……詩音は……湊さん、あなたの子よ」
「…………そうか」
その答えを聞いた瞬間、湊の身体から力が抜けた。
(やはり、そうだった)
けれど安堵したのも束の間、
(ならば、なぜ……)
詩音が自分の子供だというのなら尚更分からないことがある。
何故和葉は自分の元からいなくなったのか。
何故一人で詩音を育てていたのか。
湊は俯いたままの和葉を見つめると静かに口を開いた。
「なぁ和葉」
「…………」
「お願いだから……どうして俺の元からいなくなったのか、話してくれないか? 詩音ちゃんがいながら……どうして俺の前からいなくなったんだ?」
「…………」
「俺は、それが知りたい……言えないか?」
「…………っ」
和葉に問いかけながらも、湊の中に一つの仮説が浮かんでいた。
(考えたくは無かったけど、もう、それしか考えられねぇ……)
そして、自分が立てた仮説が正しかったその時は、何があったとしても和葉と詩音を一番に考え行動する、そう覚悟を決めていた。
そんな中、黙っていた和葉はゆっくりと顔を上げる。
「…………話すわ……全て……」
その表情に迷いなどは一切ない。
「……湊さんが研修へ行ってから、一ヶ月くらいだったかな…………湊さんのお父様が私を訪ねて来たの」
「親父が……」
「…………正直、迷ったわ。私たちの交際をよく思っていないことは知ってたし、湊さんがいない時に来たっていうのも不安があった……。でも、湊さんのお父様の申し出を無下にも出来ないから……直接お話をすることにしたの」
こうして和葉が湊の元を去ることになった全ての原因が明かされることになった。
そこまで口にしたところで和葉の言葉が途切れた。
唇がわずかに震えてその先をどうしても言葉にできない。
そんな和葉の様子を見つめていた湊は、ずっと胸の奥に抱えていた問いを自ら口にする。
「…………俺の子、なのか?」
「……っ!!」
その言葉に和葉の肩が大きく跳ねた。
その反応だけで湊には十分だったけれど、何も言わず和葉の答えを待った。
部屋には重苦しい沈黙が落ち、五分程経った頃、俯いたまま黙り込んでいた和葉は観念したように呟いた。
「…………そうよ……詩音は……湊さん、あなたの子よ」
「…………そうか」
その答えを聞いた瞬間、湊の身体から力が抜けた。
(やはり、そうだった)
けれど安堵したのも束の間、
(ならば、なぜ……)
詩音が自分の子供だというのなら尚更分からないことがある。
何故和葉は自分の元からいなくなったのか。
何故一人で詩音を育てていたのか。
湊は俯いたままの和葉を見つめると静かに口を開いた。
「なぁ和葉」
「…………」
「お願いだから……どうして俺の元からいなくなったのか、話してくれないか? 詩音ちゃんがいながら……どうして俺の前からいなくなったんだ?」
「…………」
「俺は、それが知りたい……言えないか?」
「…………っ」
和葉に問いかけながらも、湊の中に一つの仮説が浮かんでいた。
(考えたくは無かったけど、もう、それしか考えられねぇ……)
そして、自分が立てた仮説が正しかったその時は、何があったとしても和葉と詩音を一番に考え行動する、そう覚悟を決めていた。
そんな中、黙っていた和葉はゆっくりと顔を上げる。
「…………話すわ……全て……」
その表情に迷いなどは一切ない。
「……湊さんが研修へ行ってから、一ヶ月くらいだったかな…………湊さんのお父様が私を訪ねて来たの」
「親父が……」
「…………正直、迷ったわ。私たちの交際をよく思っていないことは知ってたし、湊さんがいない時に来たっていうのも不安があった……。でも、湊さんのお父様の申し出を無下にも出来ないから……直接お話をすることにしたの」
こうして和葉が湊の元を去ることになった全ての原因が明かされることになった。