約束の続きをもう一度~再会した御曹司の彼は、娘ごと私を甘やかして離しません~
「引っ越しまで、また会ってくれるかしら?」
里菜がそう尋ねると和葉は嬉しそうに頷いた。
「はい、是非」
「ありがとう。もっと早く出逢えていたらよかったわね」
「そうですね」
二人がそんな会話を交わしていると、ふいに背後から声が聞こえてきた。
「和葉」
聞き覚えのある声に和葉が振り返る。
「湊さん?」
そこに立っていたのは湊だった。
「仕事が早く終わってな」
そう言いながら湊は和葉の隣にいる里菜へ視線を向ける。
「そちらが昨日話してた大内さん?」
「あ、うん。そうなの」
和葉が頷くと湊は里菜へ向き直った。
「初めまして、和葉の夫の湊です」
「初めまして、大内 里菜です……素敵な旦那様でビックリしちゃったわ」
「いえ、そんな」
照れたように笑った湊に里菜も微笑む。
「すみません、お邪魔してしまって」
「いえ、そんなことありませんよ」
和やかに言葉を交わしていると少し離れた場所から弾んだ声が聞こえてきた。
「パパだ!」
湊の姿を見つけた詩音が嬉しそうに駆け寄ってくる。
「おしごとは?」
「早く終わったから帰ってきたんだよ」
「そうなんだ!? うれしーなぁ!」
詩音は満面の笑みを浮かべると思い出したように千宙と共に歩いて来た卓也へ視線を向けた。
「パパ、たくやくんだよ! きのうおともだちになったの!」
「こんにちは。詩音と友達になってくれてありがとう」
湊が声をかけると卓也は小さく頭を下げた。
「こんにちは……」
けれど恥ずかしさが勝ったのか、すぐに里菜の元へ歩いていきその後ろへ隠れてしまう。
「それじゃあ、今日はもう帰りましょうか」
「え? でも……」
里菜の言葉にどこか名残惜しそうな和葉。
「また今度会ってくださいね和葉さん」
「……はい」
「すみません。気を使わせてしまって」
湊が申し訳なさそうに言うと里菜は首を横に振った。
「いいんですよ。それじゃあ、また」
そして里菜は自分の後ろに隠れている卓也へ声を掛けた。
「卓也も、詩音ちゃんにバイバイして」
「…………しおんちゃん、バイバイ」
「バイバイ、たくやくん」
こうして里菜と卓也は公園を後にした。
二人の姿が見えなくなるまで見送ったあと湊は詩音をひょいと抱き上げる。
「さて、俺たちも帰るか」
「うん!」
腕の中で嬉しそうに笑う詩音を見て、湊は和葉と千宙へ視線を向けた。
「……折角だし、このまま夕飯でも食べに行くか」
「いいの? 折角早く帰れたなら家でゆっくりした方が……」
「良いんだよ、外で食べて帰る方が和葉も楽だろう?」
「……うん」
「あ、それなら俺は帰りますね」
「折角だから千宙も一緒にどうだ?」
「いえいえ、家族団欒の邪魔しちゃ悪いんで。湊さん、また連絡します」
「ああ、ありがとう。また明日頼むよ」
「はい、それじゃあ和葉さん、詩音ちゃん、また」
そう言って千宙も帰って行き、残された和葉たちは三人で夕食を食べに行くことにした。
里菜がそう尋ねると和葉は嬉しそうに頷いた。
「はい、是非」
「ありがとう。もっと早く出逢えていたらよかったわね」
「そうですね」
二人がそんな会話を交わしていると、ふいに背後から声が聞こえてきた。
「和葉」
聞き覚えのある声に和葉が振り返る。
「湊さん?」
そこに立っていたのは湊だった。
「仕事が早く終わってな」
そう言いながら湊は和葉の隣にいる里菜へ視線を向ける。
「そちらが昨日話してた大内さん?」
「あ、うん。そうなの」
和葉が頷くと湊は里菜へ向き直った。
「初めまして、和葉の夫の湊です」
「初めまして、大内 里菜です……素敵な旦那様でビックリしちゃったわ」
「いえ、そんな」
照れたように笑った湊に里菜も微笑む。
「すみません、お邪魔してしまって」
「いえ、そんなことありませんよ」
和やかに言葉を交わしていると少し離れた場所から弾んだ声が聞こえてきた。
「パパだ!」
湊の姿を見つけた詩音が嬉しそうに駆け寄ってくる。
「おしごとは?」
「早く終わったから帰ってきたんだよ」
「そうなんだ!? うれしーなぁ!」
詩音は満面の笑みを浮かべると思い出したように千宙と共に歩いて来た卓也へ視線を向けた。
「パパ、たくやくんだよ! きのうおともだちになったの!」
「こんにちは。詩音と友達になってくれてありがとう」
湊が声をかけると卓也は小さく頭を下げた。
「こんにちは……」
けれど恥ずかしさが勝ったのか、すぐに里菜の元へ歩いていきその後ろへ隠れてしまう。
「それじゃあ、今日はもう帰りましょうか」
「え? でも……」
里菜の言葉にどこか名残惜しそうな和葉。
「また今度会ってくださいね和葉さん」
「……はい」
「すみません。気を使わせてしまって」
湊が申し訳なさそうに言うと里菜は首を横に振った。
「いいんですよ。それじゃあ、また」
そして里菜は自分の後ろに隠れている卓也へ声を掛けた。
「卓也も、詩音ちゃんにバイバイして」
「…………しおんちゃん、バイバイ」
「バイバイ、たくやくん」
こうして里菜と卓也は公園を後にした。
二人の姿が見えなくなるまで見送ったあと湊は詩音をひょいと抱き上げる。
「さて、俺たちも帰るか」
「うん!」
腕の中で嬉しそうに笑う詩音を見て、湊は和葉と千宙へ視線を向けた。
「……折角だし、このまま夕飯でも食べに行くか」
「いいの? 折角早く帰れたなら家でゆっくりした方が……」
「良いんだよ、外で食べて帰る方が和葉も楽だろう?」
「……うん」
「あ、それなら俺は帰りますね」
「折角だから千宙も一緒にどうだ?」
「いえいえ、家族団欒の邪魔しちゃ悪いんで。湊さん、また連絡します」
「ああ、ありがとう。また明日頼むよ」
「はい、それじゃあ和葉さん、詩音ちゃん、また」
そう言って千宙も帰って行き、残された和葉たちは三人で夕食を食べに行くことにした。