約束の続きをもう一度~再会した御曹司の彼は、娘ごと私を甘やかして離しません~
それから詩音の髪を乾かした湊が風呂を終えてリビングへ戻って来ると、ソファーに座って絵本を手にした詩音が眠そうに目を細めている。
「詩音、そろそろ寝よう」
「やだぁ、パパとえほんよむ……」
「それじゃあベッドで読もう。な?」
「うん……」
「和葉、詩音を寝かしつけて来るよ」
「いつもごめんね。パパが良いって聞かなくて」
「構わないさ。ほら詩音、行くぞ」
湊は詩音を抱き上げると寝室へ連れて行き、暫く絵本を読み聞かせているうちに詩音は眠ってしまった。
ぐっすり眠る詩音に布団をかけ直した湊はゆっくりとベッドから降りて寝室を後にしてリビングへ戻ると、ソファーに座っていた和葉が穏やかに微笑む。
「本当に詩音は湊さんのことが大好きね。ずっと『パパ、パパ』って」
「嬉しいよ、あんな風にすぐ受け入れてくれて」
「そうね、私も嬉しい。詩音にとって湊さんと過ごす時間は大切だものね。これからも沢山作ってあげたいなって思ってる」
「ああ。詩音もそうだけど……俺としては和葉との時間も大切にしたいし、家族三人で過ごす時間も大切にしたいよ」
「湊さん……」
「お前たちのことが何よりも大切だから、俺はお前たちを危険に晒すことに繋がるものは出来る限り全て排除したいと思ってる」
そこで湊は一度言葉を止めると、少しだけ言いづらそうに視線を逸らす。
「……悪い」
「え?」
「今日、公園まで迎えに行ったのは……里菜を疑ってるからなんだ」
「…彼女って……里菜さん?」
「ああ」
「……そう、だったんだ」
「それと、悪いと思ったが真宙に彼女を調べるように頼んだ」
和葉は何も言わずに湊の言葉を聞いていた。
「その上で今分かってるのは……彼女が間接的にだが親父と繋がりがあるってことだ」
「…………そう、なんだね」
それだけ呟くと和葉は黙り込んだので、そんな彼女を見つめた湊は眉を寄せる。
「悪い……お前が安心して付き合えるようにと思ったからこそ調べた結果なんだ。こういうことをされるのは気分が悪いかもしれない。でも――」
「謝らないで」
静かな声が湊の言葉を遮った。
「湊さんが私たちのことを心配してくれてるのは分かってるし、今私たちが置かれている状況を考えれば当然のことだっていうのも理解してる」
和葉は一度言葉を切ると少しだけ困ったように笑い、
「本当はね……私も里菜さんのことを疑っていた部分はあったの」
「……そうなのか?」
「うん」
膝の上で指を絡めながら、ぽつりぽつりと言葉を続けていく。
「詩音、そろそろ寝よう」
「やだぁ、パパとえほんよむ……」
「それじゃあベッドで読もう。な?」
「うん……」
「和葉、詩音を寝かしつけて来るよ」
「いつもごめんね。パパが良いって聞かなくて」
「構わないさ。ほら詩音、行くぞ」
湊は詩音を抱き上げると寝室へ連れて行き、暫く絵本を読み聞かせているうちに詩音は眠ってしまった。
ぐっすり眠る詩音に布団をかけ直した湊はゆっくりとベッドから降りて寝室を後にしてリビングへ戻ると、ソファーに座っていた和葉が穏やかに微笑む。
「本当に詩音は湊さんのことが大好きね。ずっと『パパ、パパ』って」
「嬉しいよ、あんな風にすぐ受け入れてくれて」
「そうね、私も嬉しい。詩音にとって湊さんと過ごす時間は大切だものね。これからも沢山作ってあげたいなって思ってる」
「ああ。詩音もそうだけど……俺としては和葉との時間も大切にしたいし、家族三人で過ごす時間も大切にしたいよ」
「湊さん……」
「お前たちのことが何よりも大切だから、俺はお前たちを危険に晒すことに繋がるものは出来る限り全て排除したいと思ってる」
そこで湊は一度言葉を止めると、少しだけ言いづらそうに視線を逸らす。
「……悪い」
「え?」
「今日、公園まで迎えに行ったのは……里菜を疑ってるからなんだ」
「…彼女って……里菜さん?」
「ああ」
「……そう、だったんだ」
「それと、悪いと思ったが真宙に彼女を調べるように頼んだ」
和葉は何も言わずに湊の言葉を聞いていた。
「その上で今分かってるのは……彼女が間接的にだが親父と繋がりがあるってことだ」
「…………そう、なんだね」
それだけ呟くと和葉は黙り込んだので、そんな彼女を見つめた湊は眉を寄せる。
「悪い……お前が安心して付き合えるようにと思ったからこそ調べた結果なんだ。こういうことをされるのは気分が悪いかもしれない。でも――」
「謝らないで」
静かな声が湊の言葉を遮った。
「湊さんが私たちのことを心配してくれてるのは分かってるし、今私たちが置かれている状況を考えれば当然のことだっていうのも理解してる」
和葉は一度言葉を切ると少しだけ困ったように笑い、
「本当はね……私も里菜さんのことを疑っていた部分はあったの」
「……そうなのか?」
「うん」
膝の上で指を絡めながら、ぽつりぽつりと言葉を続けていく。