約束の続きをもう一度~再会した御曹司の彼は、娘ごと私を甘やかして離しません~
里菜との約束の日、いつも通り千宙と詩音を連れて公園へやって来た和葉。
「それじゃあ、詩音たちをお願いね」
「分かった」
千宙に詩音と卓也を託すと和葉と里菜は少し離れた場所にあるベンチに並んで腰を下ろした。
すると里菜が不思議そうに和葉の顔を覗き込む。
「和葉さん話があるって言ってたわよね? 何かしら?」
その言葉を聞いた和葉は膝の上でそっと手を握りしめると意を決して口を開いた。
「里菜さんが声を掛けてくれて、お友達になれて……私、本当に嬉しかったの」
「……どうしたの? 急に」
「……でもね、それと同時にずっと心のどこかで疑ってる自分もいたの」
「疑ってた……?」
里菜の表情が僅かに曇る中、和葉はまっすぐ見つめたまま静かに問い掛けた。
「ねぇ里菜さん、隠さないで正直に話してほしいの」
「……何を?」
「私に声を掛ける前から……私のこと、知ってたよね?」
核心を突く問いに里菜の表情が一瞬だけ強張ったけれど、すぐにいつもの笑顔を浮かべると何事もなかったように首を傾げながら、
「どうしたの? 和葉さんの言ってること、よく分からないわ」
質問をはぐらかそうとするのを和葉は見逃さなかった。
「お願い……答えて」
真剣な眼差しでもう一度そう告げると、その言葉を聞いた里菜は黙り込んだ。
そんな里菜を見つめながら和葉は責めるような口調にならないよう、ゆっくりと言葉を選んだ。
「貴方を責めたくて、ここに来たわけじゃないの」
「…………」
「ただ……どうして私に声を掛けたのか、どういう経緯でそうしたのか……それだけは話してほしいの」
訴えかけるような和葉の言葉に里菜は俯いたまま黙っていたけれど、
「…………貴方の言う通りよ。私は……初めから知ってて声を掛けたわ」
観念したのか俯いたまま、ぽつりぽつりと話し始めた。
「それじゃあ、詩音たちをお願いね」
「分かった」
千宙に詩音と卓也を託すと和葉と里菜は少し離れた場所にあるベンチに並んで腰を下ろした。
すると里菜が不思議そうに和葉の顔を覗き込む。
「和葉さん話があるって言ってたわよね? 何かしら?」
その言葉を聞いた和葉は膝の上でそっと手を握りしめると意を決して口を開いた。
「里菜さんが声を掛けてくれて、お友達になれて……私、本当に嬉しかったの」
「……どうしたの? 急に」
「……でもね、それと同時にずっと心のどこかで疑ってる自分もいたの」
「疑ってた……?」
里菜の表情が僅かに曇る中、和葉はまっすぐ見つめたまま静かに問い掛けた。
「ねぇ里菜さん、隠さないで正直に話してほしいの」
「……何を?」
「私に声を掛ける前から……私のこと、知ってたよね?」
核心を突く問いに里菜の表情が一瞬だけ強張ったけれど、すぐにいつもの笑顔を浮かべると何事もなかったように首を傾げながら、
「どうしたの? 和葉さんの言ってること、よく分からないわ」
質問をはぐらかそうとするのを和葉は見逃さなかった。
「お願い……答えて」
真剣な眼差しでもう一度そう告げると、その言葉を聞いた里菜は黙り込んだ。
そんな里菜を見つめながら和葉は責めるような口調にならないよう、ゆっくりと言葉を選んだ。
「貴方を責めたくて、ここに来たわけじゃないの」
「…………」
「ただ……どうして私に声を掛けたのか、どういう経緯でそうしたのか……それだけは話してほしいの」
訴えかけるような和葉の言葉に里菜は俯いたまま黙っていたけれど、
「…………貴方の言う通りよ。私は……初めから知ってて声を掛けたわ」
観念したのか俯いたまま、ぽつりぽつりと話し始めた。