ヤンデレ彼氏に監禁されて
心臓が跳ねた

同様に体も


ばっ、と後ろを向いて、そのまま腰を抜かす始末


悲鳴も、驚きすぎて、かなり男勝りなものになってしまった


幽霊にでもあったかのよう


彼だと分かっても、心音は高鳴るまま――いや、『彼』だからこそ、心拍は上がるままだった


理由が、思いつかない


玄関(ここ)にいた理由が


逃げようとしたなんて話たら、どうなるかは目に見えている


だけど、今の私のこの状態は、分かりやすいだろう


逃げようとしたなんて、一目瞭然


未遂に終わったなら、私の末路は最悪なものしかなく


もうこうなったら、悲鳴を上げようとした時


「寝ぼけた?」


「………は?」


疑問に、疑問符をぶつけた


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