ヤンデレ彼氏に監禁されて
舌を切られて、喉まで潰されて


唯一、意思を伝達する筆記も

目が『無くなっていて』書きようがないらしい


ただ、その彼らは

『痴漢を、やりました』


喋れない喉で、精一杯にそれを伝えたという


読唇術なんかを使い、ようやく分かった事実


それ以外は何も喋ろうとはしない


彼らは、ひたすらに自分の罪だけを語ったという


そこまでくれば警察も、この事件は怨恨めいたものだと察する



だからこうして、私のところに電話した訳だけど


一ヶ月も前の話
大学に行ったというアリバイもあったし


何より、私以外にも『容疑者』はいるらしい


容疑者となるのは、彼らの『被害者』


痴漢の常習犯だったらしく、つい最近もその行いを繰り返していたらしい


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