ヤンデレ彼氏に監禁されて
とは言っても、ただ彼の頭を掴んで、腹部から少し離すだけ


「もう……。駄目です……」


断り方が思い付かず、率直になった


言われた彼はといえば、捨てられた子犬みたいな目をしているし


「どうして……」


「や、やる気が……」


削がれたと、遠回しに言えば、彼は俯いた


「……。確かに、興醒めか……」


ぼそりとした呟き

完全に落ち込んでいる


「ご、ごめんなさい……」


とりあえずは、情緒不安定だった私のせいだと謝ったのだが


「いや、謝る必要はないから。ムード壊したのは、俺のせいだしね。

――寝ようか、今日はもう」


諦めたような笑いをする彼


私に聞いたような言葉だったが、強制か


電気を消して、彼はベッドに横になった


勿論ともいいたげに、私を抱き枕代わりにして


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