ヤンデレ彼氏に監禁されて
「全員の顔は覚えた。後は殺すだけなんだよっ、お前ら!

待っていろ、一人残らず捻り潰す!――ぐっ」


脅威に楯突く者一人


国本刑事が、腰を屈め、彼を殴っていた


「やれるもんなら、やってみろ」


「――っ!」


歯を噛みしめる彼

侮辱めいた言葉に、彼は怨恨を積もらせていた


対して、国本刑事は意に返さず

ただ、変わらないきつい眼差しを彼に向けているだけ


「脱獄したお前の捜索を任された時にはな、最初は罪を拭えないどうしようもない奴だと思ったんだが……。

今時には、めったにないもん持ちやがって……。

大切なもんを歪めんなよ、馬鹿野郎。大切だからっても、『守り方』を間違えれば、傷付けるのは『てめえ自身』になるんだからな……」


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