心 ―ハジマリノウタ―




リヴィアの言葉を聴いた途端、

まるで圧し掛かる様だった不安が無くなった。


安堵が押し寄せてくるのを感じる。


そんな私の様子を見て、

リヴィアはフッと笑って厳しく言った。




「あら、アンタまさかあたしがアンタを疑ってるって思ってたの?

そんなわけないじゃない。

あたしはアンタの師匠なんだ。

弟子を信じるのは当たり前のこと!」




あたしを信じなさい!と言って

ニッと笑ったリヴィアにつられて笑顔になると、

レイがうんうん頷きながら

微笑んだ。




「なぁんだ。

俺はてっきりリヴィアも疑ってるのかと思ったよ。

良かったよかった!」



「フン、大体ハートを持つ者たちの手引きしてるんなら、

あたしが気付かないはず無いだろ?

全く何時から、

ここの人間は自分の頭で考えなくなったんだろうね」




リヴィアは腹立たしげにそう言って、

真剣な瞳に戻って、

話を再開した。




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