逆×LOVE
「じゃあ失礼しました!」

「いえ。平気ですよ。」

葉月ちゃんはまた私に一礼して、歩き出した。
...と同時に、コケた。

コケたと言っても、葉月ちゃんは今日高いハイヒールの靴を履いていて、きっとまだ馴れなくて転んだ...というよりは足を捻ってしまったんだと思う。

私は気づいたら葉月ちゃんの方に走っていて、葉月ちゃんを倒れないように支えていた。

でも、ちょっと経ってからその反動に耐えきれなくなって(私も一応女ですから!)そのまま二人で倒れてしまった。

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