恋愛上等!~不良な彼氏~
……
律の分際で、気安く由奈に触ってんじゃねェェエ!
その汚い手を離しやがれッ!
「じゃあ…オイ?聞いてんのか?」
「聞いてねーよ」
「聞けよ」
奏斗は私の腕を引っ張り、抱き締めるように腰に手を回した。
「なッ!なにすんだよ!」
「お前が聞かねーからだろ」
だって、律が由奈に触るから。
私は由奈達が出て行った方を見ていたが、顎を掴まれ奏斗の方に向けられた。
「俺、劇に出たんだけど」
「ゔっ。…はい」
奏斗の言うことは何でも聞きます。
なので、そんなに睨まないで下さい!
「で?何でしょう?」
「俺の着替え手伝え」
……え〜…
「……」
「はい!かしこまりました!喜んで手伝わさせて頂きます!」
…フゥ。
やっと睨みから解放された。
ったく、私の寿命が縮まるっつーの。
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