感方恋薬-かんぽうこいやく-
古文の先生に聞いてしまえば良いのだ。なんだ、簡単な事じゃないか。これで万事解決じゃ。


あたしは、パジャマに着替えると安心してベッドにもぐり込み、ゆっくりと夢の中に落ちていった


         ★


教科書よ~し、


副読本もよ~し、


筆記用具もよ~し、


あと薬も持ったし、そして…そして、昨日爺に貰った巻物持った。


今日のポイントはこれだ。


これを忘れちゃいけない。


これが無いと、この高揚感も全く意味が無い。さあ行くぞ、いざ行かん、学校が私を呼んでいる。


         ★


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