感方恋薬-かんぽうこいやく-
幸は何故かにこにこと機嫌良く微笑みながらあたしの横を付いて来る。


バス停に着くとバスは直ぐに現れ他の帰宅する生徒達と共に二人でバスに乗り込んだ。


あたし達は二人掛けの席に並んで座った。


幸は相変わらず機嫌良くにこにこ笑って居る。


「あのう、貴子さん…」


「なに?」


「ちょっと、変わった噂を聞いたんですけど…」

幸は、ちょっと済まなそうな声であたしに話し掛けて来た。


「ん?なあに?」


「貴子さん…その…惚れ薬を作れるんですって?」

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