平安物語=短編集=【完】



後日、お訪ね頂くだけなのはとんでもないので、私達も麗景殿に伺いました。

麗景殿様はやはり本当にあどけなく純粋で……有り得ない事ですが、殿方をご存知ない乙女のように感じられました。

何だか恋敵のように思えないのです。


女二の宮は姉宮を覚えたらしく、とても懐いていらっしゃいます。

女一の宮が可愛がるのは言うまでもありませんで、抱っこして放そうともしません。


姉妹の宮達は本当に仲が良いし、麗景殿様はお可愛らしいしで、こちらの方々とのお付き合いは内裏における私の癒やしとなっていました。



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