准教授 高野先生のこと

真中君は烏龍茶だけでなくオレンジジュースもくれた。
 
「それから、こっちはアッキーの分」

「秋ちゃんに?」

「うん。なんか、酸っぱいものとか食べたくなるって言うじゃん?」


秋ちゃんの悪阻はとっくの昔に終息していた。

しかも今はもう食欲がもりもりで体重管理にひぃひぃいってるなんて話で。


「マジ?ツワリってずっとじゃないの?」

「人によるらしいけど、普通はね」


真中君ってちょっとだけズレているっていうか、なんていうか……。


そういうところ、少し高野先生風味かも?なんて。




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