准教授 高野先生のこと

私の先生に対する絶対評価なんて、そんなことは言わずもがな…

本音を言えば私だって、これほど自分に合う人はいないんじゃないかって思う

これまでの22年間、こんなにも一緒に居て安らげる人はいなかったし、

これから先だって先生のような男の人に出会えるなんてとても思えなかった

だけど…

「先生、結婚て大きな決断でしょ?」

「それはそうだね」

「そんな大きな決断を正しくするにはね、

判断材料となる多くの情報とか、豊富に培われた経験とか必要なんだろうなって。

なのに私にはそんなのないじゃないですか。

だって今まで男の人と付き合ったことなんてなかったんですもん。

そんな自分に、正しい判断とか決断なんて無理すぎだよなぁって。

だけど、だからってね、

男を見る目っていうんですか?それを養う為にこれから恋愛修行に出るなんて…

そんなこと、もちろん考えられないんです。

よそへ修行に出るくらいなら、もっとずっと先生と一緒にいたいです。

とりあえず、そんな感じでもいいですか?

あっ、とりあえずってへんですかね…

あーもうっ!

私、どしたらいいですかね…?」


あぁ、なんという支離滅裂な……

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