その日、僕は神になった
 カレンダーをめくり、夏休みが減っていく度に彼女への思いは強くなっていった。今までは遠くから眺めるだけで満足していた思いが、もっと話したい、出来ることならば触れたい、そんな衝動に侵され始めていた。人間という生き物は何と欲深い生き物なのだろう、何かが満たされれば、それ以上を求め次の何かを求め始める。
 俺はコンビニに行く時は小銭を持たなくなった。何のために?お釣りを受け取るためさ。せこい?気持悪い?そんな言葉は散々浴びせられてきた、今更そんなことを言われても、傷付く心なんて残ってはいない。



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