切なさの距離~友達以上、恋人未満~
「え…俺、ですか?」
さすがの湯川も驚いたようで目を丸くしている。
「3年はお前しかいないからな。
それにお前になら任せられる気がするんだ」
「は、はぁ…」
湯川、動揺してるし。
あたしは横でバレないように笑っていた。
「まあそういうことでよろしく頼む!
んで、湧井。
湯川にいろんなこと教えてやってくれ。
俺の話は終わり。
練習に戻ってよし!」
まだ若干放心状態の湯川の腕を引っ張る。
「と、いうワケで改めてよろしく」
あたしは手を差し出した。
「………こちらこそ」
湯川はまだ腑に落ちないようだったが、あたしの手を握った。
………あ、あれっ!?
なんかあたし、ドキドキしてる…っ!!