焦れ恋オフィス




部屋に帰ってからは、何も考えずにお風呂でリラックスしたあと、すぐにベッドに入った…。

日付が変わってしばらくしても、なかなか眠れなくて何度も寝返りをうっていた。

無理矢理寝ようとするのを諦めて、起きてお茶でも飲もうかと思い始めた頃、サイドテーブルに置いていた携帯が鳴った。

「…夏基だ…」

慌てて出ると、聞き慣れた声が聞こえる。

「もしもし。夏基?」

「…どこ?」

「え?何?」

低い声に戸惑ってしまう。
普段とは違う暗い声音で話す夏基…。

「どうしたの?」

「…今どこにいる?」

「…自分の部屋だけど」

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