焦れ恋オフィス
「夕べ夏基に電話したら、たまたま瑶子さんが出て…」

「はぁ?」

「今日も夏基仙台に泊まるから、良かったらおいで…って」

「おいで…って」

はぁ…と溜息をついて、私の肩にがっくり頭を預ける夏基は…しばらく何も言わなかったけど気付けば
『くっくっ』
とお腹を抱えて笑っている…。

「夏基?」

「あいつ…。本当、気が抜けないな…」

体を起こしても、まだ笑ったままで、そして私を抱き締めて。

「よくわかんないけど…俺目茶苦茶幸せ」

「…何でかわかんないのに?」

からかうような私の頬をつねって

「痛いっ」

突然の痛さにびっくりして見上げると、

「芽依がここにいてくれて嬉しいし、瑶子にも感謝してるけど。

夏芽がお腹にいてつわりもあるのに…心配させないでくれよ」

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