焦れ恋オフィス
「あ…ごめんなさい。
気にならないわけじゃなかったけど…。

夏基に会いたかったし。
それに、利也くんと結華さんも一緒だから」

それこそお腹の夏芽を気にしながらやって来た。

『仙台に行く』

と言った途端大騒ぎになって、兄さんは猛反対。

『何かあったら夏基にもうしわけない』

と鬼の形相で。

それでも、一旦私が言いだしたら聞かないのを知っているせいか、諦めた後の動きは早かった。

あっという間に新幹線のグリーンをおさえてくれて、利也くんと結華さんも同行するように説得…というか命令して。

ホテルの部屋まで確保していた。
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