嘘と嘘で始まる
「俺も、ずっとお前が好きで好きで。半年我慢するって、なんてバカな約束したんだろうって後悔ばっかだったよ」

「え…ずっと好きって、本当に?」

「あぁ。悔しいけど、本当の本当」

少しやけっぱちな言葉だけど、ものすごく強い気持ちを贈られて、泣きそうになる。

「慎也ぁ」

慎也の首に力いっぱいしがみつく。

すると、急に視界が変わり、白い天井と慎也の顔しか見えなくなった。

「もう、無理。抱きたい」

かすれた声とともに、慎也の唇が私の首筋から胸元を這う。

「あっ…、慎也…ひゃっ」

時折吸い上げる慎也の唇に甘い反応をしてしまう自分は……

なんて幸せなんだろ。
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