トラックで輝く君を
宿泊施設に戻ってからは、休む暇もなく、働きまくった。

きっと、働き蜂にも負けないくらいに忙しく駆け回っていたと思う。



まず、部屋割りがうまくいっていなかった。

部屋の数がふたつ足りないという問題が発生していたらしく、私たちが買い物を終えて戻った時は、まだ荷物が入り口に積まれて、選手がどうしたものかと右往左往していた。

そんなの、適当に部屋移動しちゃえばいいのに…そこで東海と西が若干揉めたとかどうとか。





｢蜜菜！よかった、はやいとこ戻ってきてくれて。｣





健人先輩に腕を引かれ、私は揉めている集団の方へ放り込まれた。


部屋割りをしたのは、東海高校のマネージャーのそらちゃんなのに…。



で、だから、東海高校の人たちが一部屋を三人で使えばいい、と言うのが西高校の言い分。

東海高校は、最終チェックをしたのは西高校だからミスの責任は同じ、と言っている。





どうでもいいでしょ、そこ。

言い合いをしているのは、西高校は後藤先輩とみずき先輩、あすか先輩。
東海高校は二年男子みたいだ。




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