トラックで輝く君を
「きっと大丈夫。
…涼ちゃんも来てくれたし?」





ちょっと冗談めかして言ったら、涼ちゃんなはにかんで笑ってくれた。





「別に。俺は何も?」



「…謙遜?
誰かに気にしてもらえてるってだけでも嬉しいよ。ありがとう。」



「佐藤だって、練習中にいろいろと気にしてくれるもんな。」



「だって嬉しいじゃん?
正直に痛いとか思ってても言いづらい時だってあるし。
そんな時に、自分のこと気にしてくれる人がいるの。」





って、語ってどうする。

涼ちゃんに呆れられたらどうしよう…。



チラっと涼ちゃんを見たら、優しい目をして聞いてくれてた。





「やっぱり、佐藤はいいマネージャーだよな。
サッカーを続ければよかったって思うこともあるけど…佐藤がいるし、陸上部みんないい人ばっかだから、陸上始めてよかったって思えるんだよな。」



「そうなんだ。
誰かの力になれてるなら、私もやりがいがあるね。」



「だよな-。
あ、そろそろ戻ろうぜ。
リレー、もうすぐだし。」



「うん。応援は出来ないけど、
涼ちゃんのことは見てるから!」



「サンキューな。」






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