トラックで輝く君を
次の日、私は目が覚めてからすぐに航兄に電話をした。





「あれ、蜜菜?どうした?」




「急にごめんなさい。
航兄に連れていって欲しい場所があるんだけど…。」




「あぁ、いいよ。
30分後に迎えに行く。」



「ありがとうね。じゃ、また。」









電話を切って、すぐに着替えて、ダイニングに降りたらお父さんとお母さんが先に朝ごはんを食べていた。

…呼んでよね。





「おはよ。」



「おはよう、蜜菜。あら、あなた今日はどこかへ出かけるの?」



「うん。ちょっとね。」



「お友達?」



「違うよ。航兄と。」



「航太くんかぁ…。」



「あら、あなた。心配なの?」



「違う。お前は黙ってなさい。」





お父さんには、いろいろと話しているから、私が航兄を避けてたりしてたことを知ってるんだ。





「あまり、航太くんに迷惑をかけるんじゃないぞ。」



「うん。」



「あら、ちょっとくらい迷惑かけるくらいがいいじゃないの。」





お母さんは、いつも言うこと変。





お父さんも呆れてるし。





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