トラックで輝く君を
みずき先輩って、見た目どおり厳しい人みたい…です。

私は、確かに適当な選手は嫌だけど、それでも選手を励ませて支えられて頼られるマネージャーになりたいなって思う。

もちろん、みずき先輩のこと尊敬してるし、目標だけどね。





「蜜菜、今日はまだ絡んでないよね?おはよー。」



アップと基本走から帰ってきたさややが、私に声をかけてくれた。





健人先輩と一緒に、ギリギリまで後藤先輩を待っていたから、私たちがスポーツセンターに着くやいなや中に入ったからね。まだ一年女子とかに絡んでなかった。

いろんな意味で、後藤先輩め!





「さやや、おはよう!今日は調子どう?高校初のスポセン練だけど?」



そう聞いたら、さややはにっこり笑って、ピースサインを私に出して、



「絶好調よ!」



と、言った。うん、可愛い。



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