トラックで輝く君を
さて、二度目の競技場。





前の時とは違う…
一年生も主役の一人になれる。





今日は一年のデビュー戦。


この前の引退大会とは違う
なんだか初々しい空気が、ふわふわと流れているような感じがした。





「召集には遅れるなよ。
特に…正樹、お前に言ってるんだよ。毎回ギリギリで。少しは大会開催者側になって行動しろ!いいか、一年生はこうなるなよ。」



「「はい。」」



「え、みんな酷いよ!
蜜菜あ…健人も一年生もみんなで俺をいじめるんだけど。」



「自業自得です。
はやくアップに行って下さい。」





とにかく今日も鬱陶しい後藤先輩を適当にあしらって、私はプログラムにマーカーを引いた。



1冊1000円もするプログラムには、エントリーしている選手がすべて載っている。

その中から、西高の選手を探してマーカーを引く。

そうすれば、分かりやすいから。
組数とレーン番号は召集のときに必要だから、みんな自分はどこかチェックするんだ。



< 72 / 313 >

この作品をシェア

pagetop