トラックで輝く君を
「よし、終わったー…。」





「佐藤!」





ちょうどマーカーが引き終わったところで、トラックの方から呼ばれた。

私を呼んでいたのは…





涼ちゃんだった。





「何?」



私は駆け寄って聞いた。





涼ちゃんは申し訳なさげに、



「ユニホームに…ゼッケン付けといてもらえない?」



と頼んだ。

どうしてそんなに申し訳なさそうなんだろうか。

頼ってくれて嬉しいのに。





「いいよ。どこにあるの?」



「助かるよ!エナメルの中だから適当に探していいや。」



「了解。アップファイト。」



「おっす。頼んだ!」





涼ちゃんはそう言って、健人先輩たちのほうへ走って行ってしまった。


「頼めました!」


とキラキラの笑顔で言っているのが見えて、ちょっと心が弾んだ。

みずき先輩じゃなく、私を
呼んでくれたのも嬉しかった。



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