アライブ
『あいつ…上司の俺を押しのけやがって…』
無精髭を生やした警察官はそう呟き、急に走り出した橘玲子の背中を見つめた。
銃弾が突き抜け、割れた窓ガラスの破片が床に散らばっている。
そのガラスの破片に月の光りが反射し、青年を眩しく照らす。
そんな月明かりに包まれながら、青年は平然として拳銃を握りしめながら立っていた。
『バカな…確かに銃弾が当たったハズじゃ…』
そんな青年を前に、警察官たちはざわつきながら不思議そうに青年を見ていた。
女子高生も唖然とした表情で青年を見つめていた。
『もっと…もっと生きたかった…もっと生き…たかった…』
ボソッと本音を零す青年の目からは一筋の涙が頬を伝った。