アライブ
そんな青年の涙は月明かりに照らされキラリと光った。
『えっ…』
女子高生は青年の涙に気付き戸惑いを浮かべた。
そして青年は、拳銃の引き金にかける人差し指を引きはじめた。
『撃つ気だ!!撃たせるか!!』
拳銃を構えていた警察官が、青年より先に拳銃を青年に向かって発砲しようと、引き金にかけた人差し指を急いで引きはじめた。
『や、やめてぇー!!』
それを見た女子高生は、警察官に手を掴まれている中をもがきながら涙を零しながら叫んだ。
ズキューン!!
銃声が部屋中に響くのと同時に、夜空に浮かぶ月が一時的に雲に隠れ、月明かりを失くした部屋は真っ暗になった。
と同時に、走って非常階段を上がって来た橘玲子が部屋へと姿を見せた。