アライブ
『ママ…』
母親のその言葉に、雪音は一度は自殺しようとした自分に対してやり切れない思いが込み上げてきた。
『いつか帰るところが…生きるところ…』
青年が不意に告げたその言葉を、女子高生は思い出し噛み締めた。
『えっ?』
雪音のその言葉に、雪音の母親は涙を流しながら首を傾げた。
『私の帰るところは、ママのところ。私の生きるところは、ママのところ』
雪音がそう告げると、雪音の母親は雪音を見つめた。
『心配かけて…ごめんなさい、ママ』
雪音は笑顔で母親に告げた。
『ゆ、雪音!!』
雪音の母親は、涙を流しながらそんな雪音をまた抱きしめた。