アライブ
『はぁ?どういう事だ?』
無精髭を生やした警察官は橘玲子の言葉の意味がわからずにいた。
『生きるって事が、全ての希望に繋がるって事ですよ』
橘玲子は笑顔で軽やかに告げた。
『うーん…全く意味がわからん…』
無精髭を生やした警察官は顎に手を当て、うなされるように考え混んだ。
『難しく考えなくても“生きていれば”いつかわかりますよ、きっと。それより、今凄く気分が良いんで飲みにでも行きましょうよ、先輩のおごりで。せ・ん・ぱ・い』
橘玲子は笑顔でそう言って、無精髭を生やした警察官の手を引っ張った。
そんな橘玲子のもういっぽうの手には、ひしゃげたペンダントが握りしめられていた。