荊姫~第二章~
部屋の中には誄華と裂が残った

「「………」」

裂は無言で床を見ていて

誄華は少し眉を寄せて裂を見ていた

「……裂殿も…休んでください」

「俺は別に大丈夫だ」

裂は誄華を見ずに即答した

「……ハァ」

誄華は困ったように溜め息をついた

「主のことは私が見ておきます、私は人間とは違ってずっと起きられますから」

「……でも」

「でも、じゃないですよ、主が心配なのはわかりますが、寝ないと明日の行動に支障が出ます」

「……わかった」

裂は誄華に軽く説教じみたこと言われ

しぶしぶ部屋に戻っていった
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