魔女のカウントダウン☆
やっと、離された唇があたしの耳元に近づき、囁いた。

『マジで、あんなインテリ野郎と、アバンチュールするつもりか?』


『ちがっ!』

慌てて、否定しようとしたあたしの言葉を幸也が遮る。


『めるって…そーゆう事、平気で出来ちゃう女なんだ!』


『なっ!』

瞬間、身体中の血液が、逆流した。


『あんたの方こそ、軽いじゃない!ホストの癖に!女なら誰でもいい癖に!!』


『ホスト、俺が!?』
一瞬、彼の切れ長の瞳が丸くなる。

『そうよ、一年前に全部知ってるのよ!それに、彼女だって東京にいるんでしょ?』

頭に血が登っているせいか、一年分の怒りが爆発した。

『俺に彼女!?』
また、幸也の瞳が丸くなる。

『とぼけないでよ!! ゆいちゃんよ!あんたが一年前に寝言で呼んでた名前よ!!』


『ゆい!?・・ああ・・ゆいの事か・・俺、寝言でゆいって言ったのか・・』


ゆいと言う名前があたしの口から出た途端、幸也の口元が緩んだ。

(ほら、やっぱり!!)

彼女がいる癖に、軽いのはあんたの方じゃない!
幸也を、これ以上ないって位 怖い顔で睨み付けてやった。


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