魔女のカウントダウン☆
『スゲーな、彼は、オリンピック選手だったんだ』
雅彦が、目を丸くした。
美紀が訊く
『彼の怪我って、深刻だったんですか?』
『はい…もう一生、スキー所か、普通に歩く事さえ困難になってしまったと、後になって彼女から訊きました…』
『えっ!?』
瞬間、あたしの心に衝撃が走った。
『どうかした、める?』
幸也が、あたしの顔を覗き込む。
『ううん…何でもない』
あたしは、慌てて首を横に振った。
歩夢が口を開く。
『支配人さん、彼の怪我の詳細、彼女から訊いたって言ったけど、彼女は彼に逢いに行ったの?』
『彼の怪我の事をニュースで観て、心ここに有らずの彼女にわたしが、逢いに行けと言ったんですよ』
加奈が、足踏みをしながら言う。
『バカだなあ〜 支配人さん、人が良すぎるよ、自分から恋敵に逢いにいけなんて言うなんて…』
『ええ、わたしも言った後で、しまったと随分 悔やみました…だけど、事故後の彼女の憔悴しきった表情を見ていたら、わたし自身も苦しくなってしまったんですよ』
息を飲んで、あたしは支配人に訊いた。