魔女のカウントダウン☆

その後、俺達は、美紀ちゃんが車で何処かに行ったと知り、彼女の姿を探して、一年前に回ったオリンピック関連の施設名所を回った。

だが、最後にたどり着いた選手村跡地にも、美紀ちゃんの姿は無く、雅彦はかなり苛立っている様子だった。
めるがその姿に疑問を抱き、雅彦が本当は、美紀ちゃんの事を想っているんじゃないかと指摘した。

的を得ためるの言葉に、本心を明かす雅彦

俺は、それほどに好きな女の事を想う雅彦に、今更ながら、深い、感動を覚えた。

雅彦の本心を知っためるは、少しの沈黙の後…項垂れている雅彦にこう言ったんだ。

好きな人を上手に忘れる方法を知っていたら、美紀に教えてやって欲しい…と

その後、掲示板の前で美紀ちゃんを見つけた時…

あいつは、車を止めると同時に彼女の元に駆けて行った。


美紀ちゃんを力強く抱き締める雅彦


俺は、そんな2人をめると一緒に眺めながら、一年前に掲示板に書いた、相合傘を思い出していた。



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