魔女のカウントダウン☆
『あのさ… 俺、ホスト辞めて、普通のってか、固い職業に転職しようと思ってる』
『えっ?』
『あいつがさ… ってか 美紀が… 泣くんだよ。だから、俺 変わろうと思うんだ』
『美紀ちゃんの為にか?』
『うん…らしくねーだろ、俺?』
『アハハ…本当だ! らしくねーな』
俺は、そう言って笑ったけど、内心は雅彦が羨ましかった。
好きな女と両想いになって、その女の為に、努力出来るなんて、結構 良くある話のようで、実は 凄く奇跡に近い事のような気がしたからだ。
その時
『なあ、幸也 めるちゃんの事だけど、お前 正直 今はどう想ってんだ?』
急に、雅彦がめるの話を俺に振った。
『急に、何だよ…』
『いや…一年前の事が気になってさ… あの時 お前 めるちゃんに本気だっただろ? あの時は お前の気持ちが理解出来なくて、鼻で笑ったけどさ… 今なら、凄く良く解るんだ…だから…』
『待てよ… もう、めるには彼氏がいるんだぜ』
『ああ…それは、美紀から訊いてるよ。だけどさ、好きなら奪っちまえよ』