魔女のカウントダウン☆
俺の事が解らないめるは、
逃れようと必死に背中を拳で叩く。
『める…』
俺は、彼女の名前を呼んだ。 その瞬間、ピタリと止まった彼女の拳
俺は、めるに、『ここに来たって事は、腹を決めたってきたって事だよな?』
と訊いた。
腹を決めたって事は、お前の髪の毛一本迄、全てが俺のものになるって事だ。
俺にとっては、それが 一番確認したい事で、答えて欲しかった事だった。
『そうだよ、あたし腹を決めてここに来たんだよ幸也…あたし… 貴方の事が…』
そこまで、めるが言った時、俺は…もう たまらずに、彼女を腕の中に閉じ込めていた。
2年前から、恋焦がれて、だけど、決して 手に入れられないと諦めていた。生意気で、だけど日だまりみたいに暖かい匂いのする、ただ1人の女
【橋本 める】
お前が、この先、なんて駄々をこねても…
『もう…絶対に離さねーから!』
俺は、彼女を抱き締めて、そう囁いた。
その後は、人の波に押し出されたロビーの柱の影で、俺達は、夢中で、抱き合った。