魔女のカウントダウン☆
幸也に背を向けた。
『ちっ、ちょっと待てよ!!なんで、帰るんだよ!?』
幸也が手を掴む。
この〜、無神経男!!
あたしの怒りは、頂点に達した。
『腹を決めるって何なのよ!! あたしは、幸也の事が好きだから、ここにいるのに、幸也は、違うの? ゆいって女とあたしと二股って訳!? 』
『二股!? ああ…ある意味 そうなるのかな… めるにも、ゆいと仲良くして欲しいし…』
『仲良くですって、最低!!あたし、やっぱり 帰る!!』
あたしは、幸也の手を振りほどこうともがいた。
『駄目だ!帰さない!!』
幸也は、あたしの手を強引に引き寄せ、抱き寄せる。
もう、泣きそう!!
『離して!!』
あたしは、幸也を見上げた。
その時
『…メ だよ…』
幸也が、あたしから目を反らして、小声で何か呟いた。
『えっ、何 聞こえない、もっとはっきり言って!?』
『だから、ゆいは、カメなんだよ!!』
『カメ?』
そのまま、恥ずかしそうに横を向く幸也
あたしの頭の中には、?マークの後、昔、図鑑で見たカメの甲羅が浮かんだ。