魔女のカウントダウン☆
『める…ごめん…』
耳に愛しい声が、届いた。
『幸也!!』
あたしは、崩れ落ちそうになりながら、彼にしがみついた。幸也が、あたしを抱き上げる。
瞬間
『ハッピーニューイヤー!!』
どこからともなく、人々の歓喜の声が訊こえた。
『もう!バカバカ!! どんだけ、心配したと思ってんのよ!』
幸也に、お姫様抱っこされながら、あたしは足をパタつかせた。
安心したら、無性に腹が立ってきたのだ!!
『ごめんて…める』
幸也が、あたしを静かに下に降ろす。
『忘れ物って、何だったの?』
さっきの前言は撤回だ。
カメのゆいならぶっ殺す!!
あたしは、眉間にシワを寄せて幸也を睨みつけた。
『うん…あのな、どうしても、このホテルで…めるに渡したい物があったんだ』
幸也は、そう言うとウェアーのポケットの中から、小さな箱を取り出した。
『何、これ?』
キョトンとして、訊くあたし
幸也は、緊張した顔をして箱を開ける。
『えっ!?これって!!』
あたしは、これ以上ない位、目を大きく見開いた。