魔女のカウントダウン☆
『ううん、怖くない 怖くなんかないよ…』
首を横に振るあたし
『幸也なら、いいよ』
そう、囁いて 目を閉じた。
あたしは、幸也が好きだ…。
彼の力強い腕に抱かれながら、何度も 心がそう叫ぶ…。
もしも、魔法にかけられているのなら
どうか、この瞬間に祝福の流れ星を流して欲しい…。
ずっと、永遠に魔法がとけないように
これが 夢なら 決して 覚めたりしないように
ずっと、居る訳がないと、信じてこなかった伝説の魔女に、あたしは、…バカ見たいだけど、一生懸命にお願いした。
やがて、全ての行為が終わる。気がつくと、あたしは、彼の腕枕の中で、いつの間にか眠っていた。