びいだま
「あんた、スタッフならさ、あんなとあたしがしゃべれるように気をつかってよね」
「・・・・え?」
あの、ですね。
「スタッフじゃなくて、友達・・・・というか、知り合い、というか・・・・」
「あ、そうなの!?じゃ、協力してよ」
「え?」
また、声のトーン変わったし!
完全に押されてる私の前でみぃは私の手をとってはしゃぐように笑った。
「あのね、あたしの彼氏がね。ていうか、あんなさんの弟なんだけど・・・」
は・・・・?
「なかなかあんなさんを紹介してくれない、っていうか・・・・。ほら、あんなさんってこの業界じゃ結構有名でしょ?で、あんなさんから小畑さんに紹介してもらえないか、って頼みたいんだ」
ちょっと。待って・・・・・。
彼氏、って。
あんなさんの弟って・・・・。