びいだま
「・・・・・ユウ、が彼氏?」
「そうだよ。多分、もうすぐマスコミにはばれると思うけど、一緒に住んでるんだ。超気が合うしさぁ・・・・ここだけだけど、体もね」
ガンッ、と後頭部を殴られるような衝撃を受けた。
あの店での感じに少しは覚悟してたこととはいえ、本人から聞くと・・・・
私が多分、ショックを受けてるのを少し感じ取ったんだろう。
急にみぃは少し勝ち誇ったような表情で、決定的な言葉を続けた。
「まぁ、ユウジって、そういう噂激しいしさ。てか、それって噂じゃないし。まぁ・・・誰でも売れるためには必要だよね、そういうとこ。あたしはそういうところも気に入ってるんだけどね」
って・・・・。
何を言ってるの?この人。
「・・・・・売れるために、一緒にいるの?」
ようやく絞り出した言葉に、みぃは目を丸くしてからくすくすと笑った。
「ほかになにがあんの?まぁ・・・ユウジはかっこいいしこのままでも全然いいけどね」
思わずきっ、とみぃをにらむと、みぃは眉をひそめた。
「こわぁい・・・・なに?」