究極のメソード
俺の声が部屋の中に響き渡る。


そんな声にも冷静な
目の前の男が

ポケットから
銀色に光る物を取り出し

俺に向かって
静かに語りかける。


「どんなに愛し合って
たとえ身体を重ね合わせようとも

その人の本当の姿は分からないもんなんだ。


ましてや
恋というフィルターがかかった


君の心には


さとみさんの良い面しか
見えなくても仕方ないだろう。


これは
さとみさんのインタビューを撮った
ICレコーダーだ。


これを客観的に聞けば


さとみさんが君を裏切り
ゴミの様に捨てたことが


いやでもわかるだろう…」
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