桜の下で ~幕末純愛~
な…何か緊張するなぁ。
部屋の前で考え込んでしまった桜夜。
桜夜の声がしたものの入ってくる気配がないので沖田から襖を開けた。
「どうしました?桜夜さん?」
ハッと我にかえった。
「あ、いえ。服、持ってきました。着替えてください」
沖田に服を渡す。
それを見て沖田は困った顔をした。
「このふくというのはどう着ればよいのでしょう」
あ、そっか。組み合わせとかも分かんないよね。
「今の時季ならこれとこれ、かな?で、ここに首、通して、腕はこことここ。これは足を通します。こっちに右足、こっちに左足です」
さっきも大変だったけど、この先、マジで大変そう。
「わかりました。ありがとうございます」
「着替えたら始めにいたところに来れますか?ちょっと早いけど夕飯にするっていうんで」
「はい。解りました」
桜夜はそのままリビングに向かった。
リビングに着くと、桜夜に気付いた美沙子が声をかける。
「桜夜。沖田さんは平気そう?」
「うん。服の着方は教えてきたし、着替えたらリビングに来てって言ったよ」
桜夜はソファーに座り、テレビをつけた。
「そう。こっちももうできるわ」
しばらくすると沖田が照れ臭そうにリビングへ入ってくる。
あ、来た。うっわぁ、カッコイイ!さっきは怖くて考えてなかったけど、すっごいイケメンだ。
お父さんの服、オヤジくさくなくてよかった。お母さん、ナイスセンス!
桜夜は思わず見とれてしまった。
「おかしいですか?あまり見ないでください。恥ずかしいです」
「いっ、いえ。おかしくないデス」
そんな二人のやり取りを見て美沙子がクスッと笑う。
「なかなかのものよ。さ、夕飯にしましょう。今日は桜夜の入学祝いなの」
「にゅうがくいわい?」
あー、学校って言っても分かんないのか…150年前ってどんな生活だったんだろ。
部屋の前で考え込んでしまった桜夜。
桜夜の声がしたものの入ってくる気配がないので沖田から襖を開けた。
「どうしました?桜夜さん?」
ハッと我にかえった。
「あ、いえ。服、持ってきました。着替えてください」
沖田に服を渡す。
それを見て沖田は困った顔をした。
「このふくというのはどう着ればよいのでしょう」
あ、そっか。組み合わせとかも分かんないよね。
「今の時季ならこれとこれ、かな?で、ここに首、通して、腕はこことここ。これは足を通します。こっちに右足、こっちに左足です」
さっきも大変だったけど、この先、マジで大変そう。
「わかりました。ありがとうございます」
「着替えたら始めにいたところに来れますか?ちょっと早いけど夕飯にするっていうんで」
「はい。解りました」
桜夜はそのままリビングに向かった。
リビングに着くと、桜夜に気付いた美沙子が声をかける。
「桜夜。沖田さんは平気そう?」
「うん。服の着方は教えてきたし、着替えたらリビングに来てって言ったよ」
桜夜はソファーに座り、テレビをつけた。
「そう。こっちももうできるわ」
しばらくすると沖田が照れ臭そうにリビングへ入ってくる。
あ、来た。うっわぁ、カッコイイ!さっきは怖くて考えてなかったけど、すっごいイケメンだ。
お父さんの服、オヤジくさくなくてよかった。お母さん、ナイスセンス!
桜夜は思わず見とれてしまった。
「おかしいですか?あまり見ないでください。恥ずかしいです」
「いっ、いえ。おかしくないデス」
そんな二人のやり取りを見て美沙子がクスッと笑う。
「なかなかのものよ。さ、夕飯にしましょう。今日は桜夜の入学祝いなの」
「にゅうがくいわい?」
あー、学校って言っても分かんないのか…150年前ってどんな生活だったんだろ。