金魚玉の壊しかた
彼の誠実な愛の言葉は私の胸に深く刻まれて、


私はこの先待ち受けていた過酷な運命を受け入れた後も──



遊水でも
円士郎でもなく、

私の一生の中で、虹庵だけがくれたびいどろのように煌めくその言葉たちを、生涯忘れなかった。



そしてそんな言葉をくれた人のことを傷つけてしまったことも


生涯忘れることはなかった。
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